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営業様が契約を取ってきて、技術者がそれを実現していく。
こういったIT系の会社は数多く存在しています。

技術的な知識を持ち合わせていない営業の人間と営業をする事のない技術者たちが
同じ会社で働くというのも珍しくありません。

そのような環境で働くにあたり、僕自身が経験した事を元に技術的な事を知らない人と
円滑に仕事を進めるすべを3つにまとめました。

IT業界で働き続ける以上、絶対必須といっても良いスキルかと思います。
営業の人間と円滑に仕事ができない」と無駄な労力を使っている人は参考にしてみて下さい。

1.「技術者のできる」と「営業様のできる」は違う!

まだ、自分がIT業界に入って1年目の事です。
金曜の午前中、営業様からこんな事を聞かれました。

「お客様のご要望でAという作業をしてほしいのですができますか?」

作業量は多かったが技術的にそんなに難しい事ではなかったので、すんなり「はい。できます。」と答えたのが悲劇の始まりです。

自分は依頼が来たら、その場でスケジュール表に入れて管理しています。
よっぽどすぐ終わるような依頼や緊急性の高い依頼でない限りは、その日に着手するような事はしていません。

だからその時も、何も考えずに来週のスケジュールに予定をいれておき、すでに予定に入っていた作業をする事に。あらかじめ決めていたその日の作業もあらかた終わった、午後19時。

午前中に依頼をしてきた営業様から電話がかかってきてこんな事を言われました。

営業様「午前中に頼んだもの、まだできないですか?」

自分「え!?納期って今日中なの?着手すらしてないですよ!」

営業様「午前中に聞いたらできるっていったじゃないですか?」

営業様「今日中にできなかったら激おこぷんぷんですよ!」

「技術者のできる」と「営業様のできる」は違う!

自分「はい・・・分かりました・・・・・・」

結局その日に作業を行う事に・・・
納期について話し合うのもあたり前の話なんですが、

技術者のできるっていうのは「技術的に可能」って事で営業様のできるっていうのは
サービスをクライアントに提供」するって事。
同じ「できる」でも大きな違いがあると、この時はじめて認識の違いに気付かされました。

よくありがちな話ですが、IT業界での経験が浅い人はぜひ教訓にしてほしい。

2.ポジティブな発言だけで危機を回避しよう!

実際に作業をしない人はどのくらいの事ができて、何が大変かという事がわからない。

動画をぱぱっと動かしてほしい、サイトの好きな箇所を編集できるようなCMSを作ってほしい。
ついでにドラえ○んは作れないの?とういった具合に技術者を魔法使いか何かと勘違いしている営業様にうんざりしている人も多いのではないでしょうか?

しかし、実際できないからといって「できません!」といきなり突っぱねてしまうと角がたってしまう。

ポジティブな発言だけで危機を回避しよう!

むちゃな要望を言われた時こそ、ネガティブな発言はしないようにするのがベストだ。

では、どうやって切り抜けるのか?
答えは条件つきの回答を提示してやること。

たとえば

営業様:「ドラえ○ん作ってくれませんか?もちろんできますよね?」

自分:「そうですね。設計図があればドラえ○ん作れますが。

ドラえ○んの設計図がなくてもホームページは作れますよ?」

営業様:「じゃあホームページを制作して下さい。」

こんな感じで返答してやると良い。

具体的に自分が使用する際は、

  • 時間がこれだけあればできますよ
  • ログイン情報があればこのサイトの編集ができますよ
  • クライアントからヒアリングしてもらえればコンテンツを追加できますよ

といった具合に使用する。

実際に、「こんな事できるわけねぇじゃねえか!」って思うような事を言われたとしてもこの方法なら相手に不快感を与えずに交渉する事ができる。

むちゃな要望もこの方法でなんなく回避できるはずだ。

3.それでも危機を回避できない時は

上記の方法でもクライアントの性格や営業様のスキルによっては危機を回避できない事もある。
デスマしてでも作業しろ!っていう輩も中にはいるだろう。

この項目ではそんな脳筋にも通用する危機回避術をレクチャーしたいと思う。

たとえばこんなかんじ

営業様「今月中にガン○ム作って下さい。」

自分「特殊な合金があればつくれますが、合金がなくても

ホームページ制作ならなんとかなりますよ?」

営業様「特殊な合金なしで作ってほしい!デスマしてでもガン○ム作ってよ!」

それでも危機を回避できない時は

こんな事を言ってくる脳筋は理論的な事をいっても通用しない。
そんな時は、あたかもそれが当たり前ですよっていう体で話をすすめると上手くいく。

営業様「今月中にガン○ム作って下さい。」

自分「ガンダムは特殊な合金がないと作れないという事は全世界の常識です。それでも作れとおっしゃいますか?」

自分「ちなみにホームページ制作ならなんとかなりますよ」

ここで大事なのは、「地球には重力があって、水は流れるものだ」というくらい当たり前の事だというように自然の原理を諭すように話す必要がある。
感情の一切を捨てさり心を無にして相手を諭す、これぞ奥義!夢想転生です。

まとめ

  • 営業様、クライアントに「できる」と言う時は、サービス提供までを考える。
  • 条件つきの回答で上手く交渉する
  • 脳筋相手には心を無にして諭す。

一歩間違えたら、相手の機嫌を損ねるような内容もありますが、実際に無茶な要望を言ってくる人にはこのくらいがちょうど良い。
これで危機を回避できるのならこんな簡単な事はないだろう。

IT業界で円滑に仕事を進めるには、こういった発言も時には必要だと思う。
円滑に業務を進める事ができない人はぜひ、参考にしてもらいたい。

  

この記事を書いた人:entropy

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